シラスたたみ干しに挑戦 静岡市葵区の3小学校 漁業体験

 静岡市葵区の中藁科、清沢、水見色の3小学校は26日、同市駿河区のシラス加工業「カネナカ商店」で漁業体験学習を行った。子どもたちに漁師や海の仕事を知ってもらうため静岡芙蓉ライオンズクラブが企画した。

生シラスを木枠に敷き詰める「たたみ干し」作りを体験する児童=静岡市駿河区のカネナカ商店
生シラスを木枠に敷き詰める「たたみ干し」作りを体験する児童=静岡市駿河区のカネナカ商店

 3校の5、6年生計36人が、生シラスを長方形の木枠に敷き詰め乾燥させる「たたみ干し」を体験した。児童は新鮮な生シラスを丁寧に敷き詰め、簾(すだれ)の上にバランスよく押しつけた。
 清沢小6年の大橋明奈さんは「シラスを均等に敷くことが難しかったけど、出来上がりが楽しみ」と話した。
 児童らは用宗漁港での漁船乗船や、漁港に隣接する魚市場での競りの見学も行った。清水漁業協同組合用宗支所の村越浩二係長がシラスの種類などを説明すると、「1日何回漁に出るんですか?」などと熱心に質問した。

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