焼津市議会常任委 市長に政策提言書 育てる漁業など
焼津市議会の三つの常任委員会はそれぞれ取り組んできた市政テーマの調査研究活動に基づき、政策提言書をまとめた。25日に3委員会の正副委員長が中野弘道市長を訪ね、提言書を提出した。
総務文教、市民福祉、建設経済の各常任委員会では2021年3月からそれぞれテーマを設定し、先進地視察や意見交換を重ねてきた。
市民福祉常任委は二酸化炭素(CO2)削減をテーマに研究し、市役所内に「地球温暖化対策課」の設置や電気自動車(EV)充電設備の整備への補助金制度創設などを提言している。
建設経済常任委では、漁獲量の減少を危機的にとらえ「育てる漁業を視野に入れて探求すべき」とし、研究・実験施設の設置を求めている。総務文教常任委は提言書で食育の推進や学びの場の整備といった項目を柱に据えた。
中野市長は「提言を精査していきたい」と答えた。