会員組合の事業、再構築加速を確認 静岡県中小企業団体中央会、浜松で大会

 静岡県中小企業団体中央会は26日、本年度の県大会を浜松市中区のえんてつホールで開いた。コロナ禍や原材料高など変化が激しい社会経済環境に対応するため、会員の中小企業組合が取り組む事業の再構築を加速させる方針を確認した。

変化の激しい社会経済環境への対応を模索した県大会=26日午後、浜松市中区のえんてつホール
変化の激しい社会経済環境への対応を模索した県大会=26日午後、浜松市中区のえんてつホール

 中央会は会員組合への伴走支援を強化し、デジタル技術の活用支援にも力を注ぐ。山内致雄会長は「コスト上昇で多くの事業者の収益が深刻化し、大規模な転換期に差しかかっている」と強調した。
 浜松市での開催は33年ぶり。「人のつながりを信じ、夢の実現に向け力強く第一歩を踏み出す」などとする大会宣言を採択した。会場に隣接する市ギャラリーモール・ソラモで展示直売会を初めて同時開催し、県内各地の中小企業組合が茶や菓子といった食料品や雑貨などを販売した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞