浜松市新区名 「中央」「浜名」が有力 市民投票で最多

 浜松市は26日の市議会特別委員会で、行政区再編後の新区名を決める市民アンケートを実施した結果、仮称A区(中、東、南、西区と北区三方原地区)については「中央区」、B区(浜北区と北区の大部分)は「浜名区」が最多得票だったと発表した。特別委で異論は見られず、両名称の採用が有力になった。

浜松市の新たな3区
浜松市の新たな3区
浜松市区名アンケートの結果
浜松市区名アンケートの結果
浜松市の新たな3区
浜松市区名アンケートの結果

 浜松市は11月1日の市行政区画等審議会に最有力案として提示する。審議会で同意する旨の答申を得られれば、区再編関連の条例案に新区名として明記することになる。
 市民が寄せた区名案からA区、B区各7案に絞り、市民にウェブサイトなどで投票を呼びかけた。総数5万1575票のうち、「中央区」は1万9195票でA区の40%、「浜名区」は1万3614票でB区の30%を占めた。ともに投票者のほぼすべての年代、居住地で1位だった。
 B区で「浜名区」と2位の「北浜区」の差は3千票弱と比較的小さかったが、市は「統計学の専門家から、有意な差だとの見解を得た」と説明した。
 アンケート結果について、特別委の高林修委員長は「最も市民の意向を反映した案であり、尊重したい」と述べた。
 11月1日の行政区画等審議会は有識者や市民代表ら8人が区名案の妥当性を審査し、同日中に答申書を提出する見通し。市は関連条例案について、来年の市議会2月定例会への提出を目指している。

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