静岡赤十字病院が頭痛センター開設 専門外来を拡充

 静岡赤十字病院(静岡市葵区)は、従来の頭痛専門外来の規模を拡充した「頭痛センター」を開設した。担当医を増やし、最新治療をより多くの患者に提供する。
 同病院によると、昨年から片頭痛の新薬が次々と登場し、従来の治療薬では改善しなかった頭痛が減少する患者が増えている。処方する上で、専門医による適切な診断が必要になる新薬もあるという。
 2人の専門医で初診患者に対応し、2人の若手医師が再診を担当する。センターは、頭痛専門医を目指す若手医師の教育の場としての役割も担う。
 同病院脳神経内科の今井昇部長は「薬物治療だけでなく、多職種による多様な治療やケアを組み合わせた『集学的治療』も積極的に進めている」と話す。
 受診には紹介状が必要。予約は同病院地域医療連携課<電054(254)4311>へ。

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