シェフと交流/盛りつけ対決 磐田・ながふじ学府小中で食育催し

 磐田市の豊田中と豊田北部小の小中一体型校舎「ながふじ学府小中一体校」でこのほど、食育をテーマに活動する料理人団体に所属し、東京都のフランス料理店の総料理長を務める川島孝シェフ(55)を招いたイベントが開かれた。児童生徒計約950人は、シェフとの交流や盛りつけ対決などを通じて食への関心を高めた。

川島シェフ(左)とのミートローフの盛りつけ対決に挑戦する生徒ら=磐田市加茂
川島シェフ(左)とのミートローフの盛りつけ対決に挑戦する生徒ら=磐田市加茂

 両校に給食を提供する「メフォス」(本社・東京都)の協力で初めて企画した。この日の給食は、シェフが学校栄養士や調理員と協働で、パプリカ入りピラフやフランスの代表料理「ミートローフ」など5品を用意。児童生徒は、いつもとは違った献立に喜び、ミネストローネの作り方などを質問する生徒もみられた。
 ミートローフの盛り付け対決では、小学4年知久渚さん(10)と中学3年塚本琉生さん(15)が挑んだ。アスパラや小松菜を添えたり、3種類のソースを自由に使ったりして彩り豊かに飾り付けた。「山」をイメージし、食材の配置を工夫したシェフの技に、生徒からは歓声が上がった。塚本さんは「材料を見てすぐに盛りつけていたシェフの発想力がすごいと思った。自分は左右対称にこだわった」と話した。

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