障害者と雇用企業 働く環境語り合う 沼津

 静岡県特例子会社連絡会とNPO法人いろは(裾野市)はこのほど、障害のある人や保護者と、障害者を雇用する企業の担当者が語り合う「企業とかたろうINしずおか」を沼津市のプラサヴェルデで開いた。企業が障害者の働きやすい環境を整備して設立する「特例子会社」の幹部や、障害者と保護者ら約100人が参加した。

障害者や保護者と、障害者を雇用する企業の担当者が意見交換した「企業とかたろうINしずおか」=沼津市のプラサヴェルデ
障害者や保護者と、障害者を雇用する企業の担当者が意見交換した「企業とかたろうINしずおか」=沼津市のプラサヴェルデ

 基調講演として、NPO法人障害者雇用部会(横浜市)の小形秀夫理事長が、障害者雇用の現状を紹介した。高齢化による労働人口の減少から、障害者の働く環境は「広がりこそすれ、狭まることはない」とし、得意な分野を伸ばして苦手な部分を支援する環境が必要と強調した。
 参加者は12のグループに分かれ、企業の担当者が事務支援や清掃作業など、各社の業務内容を障害者や保護者に説明した。

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