森町袋井インター通り線 整備方針で覚書締結へ

 袋井市の大場規之市長は28日の定例記者会見で、11月14日に県や森町と都市計画道路森町袋井インター通り線の整備方針に関する覚書を締結すると発表した。計画の本格化が期待され、大場市長は「地域の活性化へ大きな一歩だ」と述べた。
 同路線は森町の新東名高速道森掛川インターチェンジ(IC)から袋井市の東名高速道袋井ICや国道1号を結ぶ広域幹線道路で、国道150号までつながる。2009年の期成同盟会の発足以来、両市町が整備促進へ取り組んできた。現在一部区間で事業着手されているが、全体の供用開始時期は未定。
 覚書の対象は太田川をまたぐ2・3キロ区間。橋の架設など事業の進め方が課題となっていた。同区間の整備事業における県市町の役割分担を明確にし、早期完成を目指す。石田和也都市建設部長は「両市町の長年の悲願だった本路線の整備がようやく動き出す。地域の方々とも協議しつつ、具体的な計画をつくりたい」と強調した。

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