“最高級”富士宮やきそば 販売スタート 「さのめん」とブランド牛コラボ

 富士宮やきそば学会公認の富士宮市野中東町の製麺所「さのめん」(佐野裕社長)が高級麺「金麺」に改良を加え、同市人穴の富士山岡村牧場(岡村千代次代表)のブランド牛「富士山岡村牛」とコラボした新メニューを開発した。“最高級富士宮やきそば”と銘打ち、29日から同工場直営「お食事処こころ」で提供を始める。

富士山岡村牛とコラボした“最高級富士宮やきそば”を紹介する関係者=富士宮市野中東町
富士山岡村牛とコラボした“最高級富士宮やきそば”を紹介する関係者=富士宮市野中東町

 金麺は富士宮産の小麦に、山芋を練り込んだ高級商品。「ブランド牛に負けないよう一層コシを強く風味豊かな麺に改良した」と佐野社長。柔らかい肉質に加えて甘みとうま味のバランスが優れる富士山岡村牛と合わせて甘めのオリジナルソースで仕上げた。岡村代表は「(さのめんの)のれんを借りて岡村牛を知ってもらう機会になる」と感謝する。
 佐野均工場長はブランド牛とのコラボについて「互いに引き立て合う相乗効果がある」と感触を語り、佐野社長は「インバウンドで世界にもアピールできる商品ができた」と見据える。
 店舗で提供する際には同市野中の陶芸家小田勝山さんが手がける富士山溶岩焼の作品に盛り付けて高級感を演出する。1食1300円で販売する。
 同学会の渡辺孝秀代表は「ブランド牛とのコラボでこれまでとは違うニーズにも応えられる富士宮やきそばができた」と期待した。
 (富士宮支局・吉田史弥)

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