津川さん(磐田東高)最優秀賞 ロボットアイデア甲子園 西部大会

 FA・ロボットシステムインテグレータ協会は29日、高校生を対象にした「ロボットアイデア甲子園静岡西部大会」(日本設計工業共催、静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。最優秀賞に選ばれた磐田東高2年津川慶慈朗さんと優秀賞の浜松未来総合専門学校1年小久保駿さんの2人が、来年1月に大阪市内で開かれる全国大会に出場する。

全国大会に出場する最優秀賞の津川さん(中央)と優秀賞の小久保さん(右)=浜松市中区のアクトシティ浜松
全国大会に出場する最優秀賞の津川さん(中央)と優秀賞の小久保さん(右)=浜松市中区のアクトシティ浜松

 8月のロボット見学会に併せて実施した事前審査を通過した10人が、農作物管理、ごみ回収、横断歩道の旗振りなどをテーマに産業用ロボット活用策を発表した。
 最優秀の津川さんの企画は「救助者補助ロボット~サガスネーク」。災害現場で働く救助者のリスク軽減を目的に、ヘビのような柔軟な動きで、要救助者を探し出す関節を多用した産業用ロボットを提案した。優秀賞の小久保さんの「おえかきケーキ」は、描いた絵をロボットが認識してケーキを再現する。消費者に過程を披露し、ロボットを身近に発信することも狙った。
 審査員長の木村雅和静岡理工科大学長は「社会的背景に基づいた深い提案が多く、ハイレベルな大会だった」と講評した。

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