聖火リレー映像 今昔見比べ共有 湖西で上映会、ランナーも参加

 昨年と1964年に行われた東京五輪の聖火リレーを市民が記録した映像の上映会が29日、湖西市アメニティプラザで開かれた。市民らが今と昔の聖火リレーの違いを見て、盛り上がりを懐かしんだ。64年当時の映像も含めて撮影し、上映会を企画したのは地元のカメラ愛好家クラブ「八ちゃん会」。メンバーの一人で、昨年聖火ランナーを務めた鈴木芳朗さん(87)に加え、磐田市や静岡市で聖火リレーを走った4人も会場に駆け付けた。

鈴木さん(左端)の解説を聞きながら映像で聖火リレーを振り返る市民ら=湖西市アメニティプラザ
鈴木さん(左端)の解説を聞きながら映像で聖火リレーを振り返る市民ら=湖西市アメニティプラザ

 来場者は新居関所で行われた昨年の出発式や聖火リレー、沿道の観衆の様子を映像で振り返った。コース沿いに人だかりができている昔の映像と見比べて楽しんだ。
 会場には昨年の聖火リレーのトーチや記念グッズをはじめ、64年に使われたトーチやビデオカメラも並べられた。聖火ランナー経験者として参加した湖西市の高校1年豊田蒼斗さん(16)は「1年前のことが懐かしかった。思い出を共有できて楽しかった」と笑顔を見せた。

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