浜松・馬込川水門 どう整備 江南中生が見学、役割理解

 浜松市南区の江南中はこのほど、進路選択の幅を広げる総合学習の授業で、同区の馬込川河口で整備が進められている「馬込川水門」の建設現場を見学した。2年生約50人が建設業の仕事の意義や馬込川水門の役割を学んだ。

「馬込川水門」の役割を学ぶ生徒=浜松市南区
「馬込川水門」の役割を学ぶ生徒=浜松市南区

 建設業の仕事内容や事例を学ぶ講義を受けた後、馬込川水門の建設現場へ移動して工事の概要や工程を確認した。パネル展示や完成した水門のイメージ映像を仮想現実(VR)で見ながら、津波対策として期待される減災効果に理解を深め、防災意識を高めた。鉄筋の組み立て体験なども行った。
 中村輝莉さん(13)は「水門について学ぶ機会がなかったので役割を知らなかった。地域を守る仕組みがあることに安心できた」と話した。
 建設産業の担い手確保などを目的にした県の「どぼくらぶ講座」の一環で実施した。

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