農業経営向上へ意見交換 静岡県西部で担い手サミット初開催

 静岡県認定農業者協会はこのほど、「第1回ふじのくに農業担い手サミットin西部」(県農業振興公社共催)を浜松市内などで開き、先進的経営を行う農業生産法人などの視察や情報交換を行った。2019年12月に静岡県で開かれた「第22回全国農業担い手サミットinしずおか」の成果継承に向けて初開催した。

ブロッコリー畑を見学するサミットの参加者=浜松市浜北区のグリーンフィールド浜松
ブロッコリー畑を見学するサミットの参加者=浜松市浜北区のグリーンフィールド浜松

 「他者の経営を学ぶ」をテーマにした現場視察は約90人が参加し、御前崎市から湖西市まで計6コースに分かれて計18経営体を視察した。荒廃農地の再生を図りながらブロッコリーやトウモロコシを生産するグリーンフィールド浜松(浜松市浜北区)では、鈴木雅清代表が実績や作業計画などを数値、表で「見える化」する取り組みを紹介。「現状を共有して改善点を見いだし、生産性向上につなげることが重要」と強調した。
 女性活躍促進に取り組む多肉植物生産販売のカクト・ロコ(同市北区)、多角化経営を進める三和畜産(同)の代表を講師に招いた研修も実施した。

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