先生は警察官や飲食店員 働く意義、魅力説く 沼津五中

 沼津市立第五中は2日、さまざまな分野で働く地域の人たちを招いての職業講話を同校で行った。2年生約130人が講師の仕事内容を聞き、積極的に質問した。

飲食店経営者など、地域のさまざまな人が自身の仕事について説明した職業講話=沼津市立第五中
飲食店経営者など、地域のさまざまな人が自身の仕事について説明した職業講話=沼津市立第五中

 同校コミュニティースクールの取り組みの一環。校区内在住者を中心に製造業やIT、金融、警察官など多彩な職業に携わる10人が講話し、生徒はこのうち興味のある4人の話を聞いた。
 同市などで飲食店を運営する望月大樹さんは、働いて金銭を得ることは「価値の交換」だとして、仕事に就いた際は「自分が提供できる価値は何か考えよう」と生徒に呼びかけた。飲食店で大切なことは何かとの質問には「笑顔。AIの時代でもそこは変わらない」と強調した。
 佐藤遼己さん(14)は「飲食店は食事を提供するだけではなく、場所づくりなどいろいろなことを考えていると分かった」と話した。

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