海の豊かさ“ともに”守ろう 静岡城北高生と島国モーリシャス生徒 オンラインでSDGs議論

 静岡市はこのほど、静岡城北高(葵区)の1、2年生有志とインド洋の島国モーリシャスの高校生が持続可能な開発目標(SDGs)について意見を交わすオンライン交流会を同校で開いた。双方の生徒計30人がSDGsの14番目の目標「海の豊かさを守ろう」について英語で議論した。

モーリシャスの高校生とオンラインで交流する静岡城北高の生徒=静岡市葵区の静岡城北高
モーリシャスの高校生とオンラインで交流する静岡城北高の生徒=静岡市葵区の静岡城北高

 魚などの生態系に悪影響を及ぼすマイクロプラスチックを削減するため、自国の現状を踏まえて自分たちができることを報告し合った。静岡城北高2年の北上由梨奈さん(17)は「モーリシャスでは学校で出るプラスチックごみをボランティアが回収している。日本でも同じことができるのでは」と述べた。
 交流会は市が東京五輪・パラリンピックで同国のホストタウンを務めた縁で企画し、7月の初回に続いて今回は中間報告会として実施。来年1月に最終回を予定している。市スポーツ交流課の加納多佳子課長補佐は「スポーツから始まった縁が同世代をつなぎ、SDGsをテーマに語る姿が心強い」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞