井之頭中生「井中屋」盛況 育てた大根や落花生販売 富士宮

 富士宮市立井之頭中の生徒が運営する模擬会社「井中屋」がこのほど、生徒が育てた野菜やオリジナル商品などの販売会を同校敷地内で開いた。全校生徒計17人が社長のほか、管理部、営業部、広報部のチームで約1年かけて準備。今年はコケ玉作り体験の初企画も取り入れ、開店から大盛況だった。

来場者を元気に出迎える生徒=富士宮市立井之頭中
来場者を元気に出迎える生徒=富士宮市立井之頭中

 毎年多くの地元住民でにぎわう井中屋は今年で17年目。今年も開店前から300人以上の地元住民らが詰めかけ、長い列ができた。
 社長を務める新井麻由さん(3年)が午前11時の開店時刻に合わせてカウントダウンし、「井中屋開店です。いらっしゃいませ」の発声でオープンさせた。生徒たちは各販売ブースで来場者を元気よく出迎えた。
 販売会当日は生徒たちが種まきから収穫、脱穀を手がけたそば粉のほか、当日朝収穫したばかりの根原大根、落花生、お菓子セット3種を販売した。「こんなにたくさんお客さんが来てくれてびっくり。元気を届けられるよう頑張る」と意気込んだ社長の新井さん。「行事が重なる中でみんな今日まで頑張ってくれた」と感謝した。

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