修学旅行前に「原爆先生」から平和の尊さ学ぶ 静岡・科学技術高

 静岡市葵区の県立科学技術高は4日、12月に九州・山陽方面で予定している修学旅行を前に、原爆の悲惨さや平和の尊さを学ぶ特別授業を行った。2年生約320人が、原爆投下時の広島市や長崎市の様子や、原爆のメカニズムを解説するNPO法人「原爆先生」(東京都)を招いた講話を、神妙な面持ちで聴講した。

原爆ドームの写真を見せながら解説する池田理事長=静岡市葵区の科学技術高
原爆ドームの写真を見せながら解説する池田理事長=静岡市葵区の科学技術高

 同法人の池田真徳理事長(71)が講師を務め、広島で救援活動中に被爆した元陸軍兵士の父・義三さんが目にした爆心地の壮絶な光景を迫力あふれる声色を交えて語った。
 赤坂璃音さん(17)は「事前学習で原爆のことを学んだが、想像以上の悲惨さだった」と話した。

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