紅ほっぺ きらぴ香 伊豆の国でイチゴの出荷本格化
静岡県内有数のイチゴ産地の伊豆の国市で出荷が本格化している。クリスマスが近づく12月中旬に最初のピークを迎え、来年5月末までに首都圏などに450万パックの出荷を見込む。
7日には同市のJAふじ伊豆韮山野菜集出荷場に6軒の生産者が紅ほっぺときらぴ香計977パックを持ち込んだ。同JA伊豆の国苺(いちご)委員会の役員が集まり、出来を確かめた。飯田寿夫委員長は「資材や燃料費の高騰が生産者にも影響している。ほかの産地に負けない品質を保ち、昨年以上の売り上げを出したい」と話した。
委員会には137人の生産者が所属し、28・2ヘクタールで栽培している。今期は10月下旬に初出荷を迎えた。夏場の高温で定植が遅れたが、最近になって昼夜の寒暖差がはっきりしてきたため、サイズが大きく味の良いイチゴが期待できるという。