空手突き技「エイッ」 御殿場・高根小 日本伝統武道に理解

 御殿場市立高根小で7日、空手を学ぶ授業が開かれた。3年生と6年生が基本動作を体験した。高校生の演武を鑑賞し、日本の伝統武道に理解を深めた。

日下さん(左)の指導で突き技を練習する3年生=御殿場市立高根小
日下さん(左)の指導で突き技を練習する3年生=御殿場市立高根小

 全日本空手道連盟による学校訪問プロジェクト。同連盟学校武道推進委員長の日下修次さん(76)が講師を務め、沖縄で護身を目的に始まった競技だと紹介した。
 児童は基本となる受け技や突き技に挑戦した。「パワーを逃がさないよう足の動きにも注意を」などと助言を受け、「エイッ」の掛け声に合わせて技を繰り出した。
 強豪の御殿場西高空手道部の3人が団体形を披露した。統率の取れた素早い動きに、児童は「早すぎて全然見えない」と驚きの声を上げた。
 東京五輪空手イタリア代表選手団の事前合宿を受け入れた市は、空手の振興を通じて地域活性化を図る「空手のまちづくり」に取り組んでいる。12月3日に市内で初開催する東京五輪レガシー大会を前に子どもたちが競技を知る機会をつくろうと、同連盟に授業実施を依頼した。11月30日に神山小でも行われる。

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