パリ五輪目指し意気込み 陸上100障害 紫村選手、湖西市長訪問
陸上女子100メートル障害で世界選手権出場経験を持つ紫村仁美選手(31)=リタジャパン=が、2022年春の結婚を機に住まいを湖西市に移し、パリ五輪を目指して練習に励んでいる。紫村選手がこのほど、影山剛士市長を訪ね、今後に向けた意気込みを語った。
紫村選手は佐賀県出身。2013年に日本選手権を制覇、世界選手権に2度出場した。4月に早大で一緒だった棒高跳びの笹瀬弘樹選手=同市新居町=と結婚。湖西運動公園や四ツ池公園(浜松市)で練習に汗を流している。
今後はパリ五輪の出場を目標に、海外の五輪メダリストが所属する米国のチームを拠点にトレーニングを積む。これまでも米国での練習経験があり「アメリカでやれば速くなるという裏付けが自分の中にある」と紫村選手。11月下旬に渡米する予定だ。
東京五輪の出場は腰のけがが響き、かなわなかった。今季は13年に出した自己ベスト13秒02に迫る13秒09を記録。「アメリカでは年齢を気にせず競技できる。どれだけ速くなるか好奇心がある」と再出発へ力強く語った。