養殖アワビの殻で地元の子ども、静大生が工作 浜松・佐久間特産品 「虹色」カードに

 浜松市天竜区佐久間町の「佐久間歴史と民話の郷会館」で6日、同町の施設で養殖しているアワビの殻を使ってカードのおもちゃをつくるワークショップが開かれた。地元の3歳から小学6年の児童ら5人が参加し、地域の特産品について理解を深めた。

アワビの殻を使ったカードを披露する児童と静岡大の学生=浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館
アワビの殻を使ったカードを披露する児童と静岡大の学生=浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館

 子どもたちは、好きな絵をカードに描いた後、虹色の光沢が特長のアワビの殻をカードに入れてきらびやかに仕上げた。佐久間小1年の坂井佳希君(7)は「殻の色がすごくきれい。とても楽しかった」と満足そうに話した。
 フィールドワークで同町を訪れている静岡大学地域創造学環の学生がワークショップを企画。カードづくりのほか、アワビ養殖が始まった過程を物語形式で紹介する朗読会も実施した。1~3年8人が参加した。
 フィールドワーク長の3年斉藤しずくさんは「佐久間の子どもたちとこれからも関わりを深めていきながら、さまざまな課題を見つけていきたい」と話した。

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