外国の絵本や遊び紹介 留学生、地元親子と交流 静岡大で大学祭

 静岡大の大学祭「第11回キャンパスフェスタin静岡」が5日、静岡市駿河区の同大構内で開かれ、各学部が趣向を凝らしたイベントを展開した。外国人留学生による交流企画では、地元親子が各国の遊びなどを通じて留学生と触れ合った。

子どもたちに絵本を読み聞かせる留学生=静岡市駿河区の静岡大
子どもたちに絵本を読み聞かせる留学生=静岡市駿河区の静岡大


 構内の多目的保育施設「たけのこ」で開いた「留学生と遊ぼう」は、人文社会科学部と同研究科の留学生9人が、普段は接する機会の少ない地域住民との接点を作り、多文化共生への理解を深めようと、同日限定で初めて企画した。
 キャンパス探索として、留学生が馬術部の施設などを案内したほか、子どもたちとお手玉を投げて得点を競う中国のゲームなどを楽しみ、インドやネパールの絵本を車座になって読み聞かせた。
 中国出身の同学部研究科2年の黄洋(こう・よう)さん(26)は「子どもたちは好奇心旺盛ですぐに仲良くなれた」と笑った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞