沼津駅周辺整備 課題は 市民の会がセミナー
沼津市内の自治会や沼津商工会議所で構成する「沼津駅の高架化を実現する市民の会」は8日、JR沼津駅付近鉄道高架事業を柱に周辺整備が本格展開を迎えるにあたり、セミナー「これからの沼津に何が必要か」を同市のプラサヴェルデで開いた。
約100人が参加。森ビル都市企画商業企画・PM部の石川哲史部長とオリエンタルコンサルタンツ都市政策・デザイン部の都築正理事が講師として登壇した。
石川部長はセミナー前に市内を回り、現状を分析。図書館の整備を課題に挙げ、「開館時間を延ばすことや席数を増やし、仕事後でも利用できるようにすると、まちの拠点になりやすい」と話した。
都築理事は駅周辺を整備した事例とその効果を発表。札幌駅や富山駅周辺の事業のメリットやデメリットを述べた後、「JR沼津駅周辺はユニバーサルデザインが非常に進んでいるので、住民に貢献できるよう続けてほしい」と期待した。