「税と選挙」関心を 沼津税務署と市選管 沼津城北高で出前授業

 沼津税務署と沼津市選挙管理委員会はこのほど、出前授業「税と選挙」を同市の沼津城北高で開いた。

沼津税務署と沼津市選挙管理委員会が行った出前授業「税と選挙」=同市の沼津城北高
沼津税務署と沼津市選挙管理委員会が行った出前授業「税と選挙」=同市の沼津城北高

 牧野よし美税務広報広聴官と、市選管の渡辺拓実主事が1~3年約360人に講義を行った。牧野税務広報広聴官は直接税と間接税の長所と短所を説明し、「国の借金と少子高齢化は密接に関わり合っている」と伝えた。渡辺主事は選挙権が18歳に引き下げられたことを受け、投票の流れや投票所の立会人などの人員配置といった基礎的な内容を説明。「期日前投票、不在者投票を有効に活用して選挙に関心を持ってほしい」と話した。
 生徒は模擬投票も実施。「税率を引き上げる」「財政を縮小し小さな政府を目指す」といった3人の架空の候補者を設定し、将来を見据えて投票した。3年鈴木梨花さん(18)は「自分の生活を考えて投票しようと思った。働き始めたら所得税なども関わってくるので改めて勉強したい」と述べた。

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