着物文化を発信 民族衣裳普及協会、浜松・中区でショー
全国で伝統の着物文化の普及に取り組む民族衣裳文化普及協会はこのほど、公開講座「女性文化大学」の一環で、きものショーを浜松市中区のあいホールで開いた。同市では初開催。三河静岡支部の教室生や講師らが華やかな着物の装いを披露したり、着付けを実演したりして魅力を発信した。
音楽の街にちなみ、ショーのテーマは「世界に誇るきものの詩(うた)」。ピアノやしの笛の生演奏をバックに、七五三や十三参り、留め袖、はかまなど多様なシーンに合わせた装いや、創作帯をほどこした振り袖姿などをステージで披露。花嫁衣装の着付けの実演も行った。
同支部の中川岳子講師は「日本伝統の着物を後世に伝えたい。大いに着物を着てほしい」と呼び掛けた。
ショーは「きものとジェンダー」をテーマに、あいホールと共催した。