いで湯の永続と復興祈願 熱海・伊豆山神社で温泉感謝祭

 熱海市の伊豆山神社と伊豆山温泉組合は10日、同神社で温泉感謝祭を執り行った。伊豆山地区の宿泊施設や源泉所有者計23人が参列し、いで湯の恵みの永続と土石流災害からの一日も早い復旧復興を願った。

初湯をたるに注ぐ参列者=熱海市の伊豆山神社
初湯をたるに注ぐ参列者=熱海市の伊豆山神社

 神事に続き、参列者が同日朝に各施設でくみ上げた「初湯」を本殿前に置かれたたるに注ぐ「献湯の儀」が行われた。初湯は火と水をつかさどる同神社の祭神「天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)」にささげた。
 同日は、昨年7月の大規模土石流で甚大な被害を受けた赤井谷、走り湯の両温泉組合に、県温泉協会が募った寄付金計16万6400円が贈られた。
 伊豆山温泉は1300年の歴史があるとされる。感謝祭は伊豆山の温泉利用者の1年を締めくくる行事として毎年行われている。

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