浜松大空襲など写真並ぶ 市遺族会、中区でパネル展
浜松市遺族会による写真パネル展が12月末ごろまで、同市中区の浜松復興記念館で開かれている。太平洋戦争中の浜松大空襲(1945年6月)などの写真展示を通じて、戦争の悲惨さを伝える。
空襲後の市内の様子をはじめ、太平洋戦争関連の「戦争遺跡」などを写真やパネルで紹介。会員がモンゴルのノモンハン事件関係地で遺骨収集に参加した際の写真も見られる。
遺族会の大石功会長は「同じような悲惨な出来事をくり返さないためには、決して風化させてはいけない。後世に歴史を語り継いでいきたい」と話した。
同会は今後も、同館を拠点に展示会や研修会、小学生らを対象にした語り部学習などを進め、戦争の歴史を語り継ぐ人材の育成に当たるという。