今後の発展へ決意新た 磐田南高、100周年記念し式典
磐田市見付の磐田南高は11日、創立100周年を記念する式典を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。1922(大正11)年に開校した前身の見付中学校時代から現在までの歩みを映像で振り返るとともに、今後の発展へ関係者が決意を新たにした。
全日制・定時制生徒のほか、同校関係者や周辺地域の学校長らが出席した。創立100周年記念事業実行委の浅羽浩委員長は「磐田南高の歴史は、生徒の願いと行動により創られ、卒業生や保護者が応援してきた」と振り返った。野村賢一校長は「先輩から継承したことを引き継ぐ作業が繰り返され、現在の磐田南高がある。先人への感謝の気持ちを胸に『共存共栄』の精神で物事に臨み、幸せの輪を広げてほしい」と、在校生へ呼びかけた。
生徒を代表して全日制2年伊藤遥さん(17)は「101ページを歩む私たちの後ろには、先輩が残してくれた100ページ分の轍(わだち)が残っている。その轍をしるべとし、仲間と共に歩んでいく」と述べ、定時制3年神谷楓さん(18)は「これまで支えてくれた方々の思いを受け継ぎ、未来に向かって進んでいく」と誓った。
式典後、東京大大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の杉田精司教授が「探査機はやぶさ2が見せる新しい宇宙像と国際協力像」の演題で講演した。