新入幕 熱海富士にエール 市役所に写真パネル、懸垂幕

 13日に初日を迎える大相撲九州場所で新入幕する熱海市出身の熱海富士(本名武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋)を応援しようと、地元後援会は11日、同市役所に熱海富士の写真パネルや懸垂幕を設置した。来庁者は郷土の星の活躍に期待した。

熱海富士の写真パネルを見る来庁者=熱海市役所
熱海富士の写真パネルを見る来庁者=熱海市役所

 市役所1階ロビーには、化粧まわしを付けた熱海富士の写真パネルが掲げられた。たくましい表情に見入っていた堤三枝子さん(72)は「熱海は最近いろいろなことがあったが、若い人の活躍に勇気づけられる。さらに上を目指してほしい」と話した。熱海富士の取組を毎場所楽しみにしているという平美恵子さん(80)は「本当にいいしこ名。今までは早い時間の取組だったが、これからは落ち着いてテレビ観戦できる」と笑顔を見せた。
 3月に発足した後援会は会員が増え続け、現在は全国から400人以上が加入しているという。二見一輝瑠(ひかる)事務局長は「かわいらしい表情が人気を呼んでいる。強い相手ばかりだと思うが、胸を借りるつもりで『前へ前へ』の相撲で勝ち越してほしい」と期待した。

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