馬と共にSDGs 社内研修に活用も 富士宮で講習会

 奈良県の一般社団法人はたらく馬牧場はこのほど、富士宮市のNPO法人EPOの協力で、地域での馬の利活用を考える講習会を同市粟倉のスポーツビレッジ村山ジャンボ敷地内の「カフェこばっちょ」で開いた。2日間の講習に県内外の企業の人事担当者や地域住民ら計約40人が参加し、身体障害者の雇用や社内研修での馬の生かし方を学んだ。

馬とのコミュニケーションの取り方を紹介する宮田さん=富士宮市粟倉
馬とのコミュニケーションの取り方を紹介する宮田さん=富士宮市粟倉

 同市内で馬を通じた障害者の就労支援や療育支援を手がけるEPOの高橋智理事長が、奈良県内で馬とともに循環型の里山整備などに取り組む同牧場を視察したことがきっかけで企画した。「はたらく馬と共にSDGsに取り組もう」をテーマに、馬に触れる体験を交えながら、講師陣が馬の基本的な扱い方や馬の利活用について解説した。
 講師の宮田朋典さんは2日目の講習で馬具の正しい使い方や馬とのコミュニケーションの取り方を実演を交えて紹介した。このほか同牧場の松川一人牧場長や元JRA調教師の角居勝彦理事、EPOの高橋理事長が講師を務めた。

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