民謡保存会招き「鷲津節」に挑戦 湖西高で体験授業

 湖西市鷲津の湖西高はこのほど、湖西民謡保存会を招いた授業を同校で行った。音楽を選択している1年生14人が、同会が伝承している詩人北原白秋作詞の地元の民謡「鷲津節」の踊りを体験した。

会員(左)から踊りの手ほどきを受ける生徒たち=湖西市鷲津の湖西高
会員(左)から踊りの手ほどきを受ける生徒たち=湖西市鷲津の湖西高

 会員4人が講師を務め、浴衣姿で鷲津節の踊りを披露した。歌詞にちなみ、浜名湖を眺めたり、ボラが跳びはねたりする様子を表現した振り付けを紹介した。生徒は会員から手ほどきを受けながら、足の運びや手の動きをまねて踊った。豊田実頼さん(16)は「踊るのは難しいけど、浜名湖の風景を伝える民謡と分かった」と体験を楽しんだ。
 北原白秋は1932年に湖西を訪れ、浜名湖周辺の情景などを「鷲津節」「浜名湖セレナーデ」といった民謡に表現して残した。同校が地元の文化を生徒たちに学んでもらおうと、5年前から同会を授業に招いている。

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