異常気象の備え解説 気象予報士の依田司さん講演 静岡
静岡市清水区の一般社団法人報徳同栄会は11日、気象予報士依田司さんを招いた講演会を同区で開いた。「異常気象と向き合う」と題し、地球温暖化の影響で発生した今年の猛暑や豪雨について解説した。
依田さんは「今年はラニーニャ現象によって夏は暑く、冬は太平洋側で一層乾燥する」と説明。災害時については「『これくらいなら大丈夫』『みんなと一緒だから大丈夫』などの心理が働いて避難しないなど、判断を誤ってしまう」と指摘し、「自然が相手になると命を落とすことがある。日頃からの心構えと訓練が重要」と強調した。依田さんは東海大海洋学部OBで、県内で4年間過ごした思い出も紹介した。