火縄銃演武ごう音響く 富士宮で信長公黄葉まつり
織田信長の首塚伝説がある富士宮市の富士山西山本門寺で13日、「信長公黄葉まつり」(同実行委員会、同市主催)が開かれた。火縄銃演武や信長公天下布武の舞などを繰り広げ、安土桃山の時代絵巻を演出した。
まつりでは芝川おどり保存会の奉納踊りや日本舞踊梨香の会による舞扇、塩川翔平さんの信長公天下布武の舞で会場を盛り上げ、フィナーレを「駿府鉄炮衆」の火縄銃演武が飾った。「放て」の合図で銃口から勢い良く火と白煙が噴き出し、ごう音が境内に響いた。
会場では信長家臣団にふんした「遠州鎧仁會(がいしんかい)」の登場や二胡(にこ)演奏、グルメや雑貨が出店した「信長夢の食街道」などもあり、家族連れでにぎわった。
一説には本能寺の変で没した信長公の首が運ばれたとされる西山本門寺。本堂奥に信長公の首塚とされる大ヒイラギがある。同まつりに合わせて信長公供養祭が営まれた。
(富士宮支局・吉田史弥)