仕事の魅力や挫折語る 沼津四中 地元社会人が職業講話

 沼津市立第四中はこのほど、東京電力パワーグリッド静岡総支社の協力で職業講話「未来キャンバス☆」を同校で行った。1年生約70人が広告デザイン会社や不動産会社、自衛隊など地元の11の企業・団体担当者から話を聞き、将来の職業イメージを膨らませた。

地元企業がやりがいなどを話した職業講話=沼津市立第四中(写真の一部を加工しています)
地元企業がやりがいなどを話した職業講話=沼津市立第四中(写真の一部を加工しています)

 生徒は事前に将来の夢や趣味を記したオリジナルの名刺を作製して、まずは講師と交換。「いつからこの仕事に就こうと思ったか」「仕事で大事にしていることは何か」など将来の自身を見越して質問に入った。
 講師は「NPO法人を立ち上げたがうまくいかなかった」「借金を負ってしまった」といった失敗や挫折したエピソードも明かし、「今この時間に行動することが大事」「得意なことを継続しよう」と教訓を送った。斉藤大翔さん(13)は「『誰でも人を幸せにすることができる』という言葉が心に残った」と述べた。
 同総支社の石田晴美副総支社長は「進学などで県を離れても、子どもたちにはまた戻ってきて働きたいと思ってもらえたら」と話した。

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