龍山の幸、特産品に行列 浜松・天竜区で産業祭

 浜松市天竜区龍山町の龍山総合運動場で13日、「ほっとぴあたつやま産業祭」(同実行委主催)が3年ぶりに開かれた。特産品や山の幸を使った料理の出店を中心ににぎわいが生まれた。

特産品や山の幸を使った出店が立ち並び、多くの行列ができた会場=浜松市天竜区龍山町
特産品や山の幸を使った出店が立ち並び、多くの行列ができた会場=浜松市天竜区龍山町

 地元のNPO法人「ほっと龍山」は、同町瀬尻地区で生産している里芋の在来種「赤芽芋」を使い、みその特製だれをつけて焼いた串イモを販売した。香ばしい香りが広がる焼きたての串イモを求める来場者で長い行列ができていた。
 龍山猟友会は、鹿肉を使った串焼きや、イノシシ肉の鍋料理「シシ汁」をふるまった。珍しい料理を前に、多くの家族連れや若者が並んだ。
 また、地元で生産している龍山茶やキャンプ道具として需要が高まっているスウェーデントーチといった木工品など、同町ならではの商品が出そろっていた。今回は、新型コロナウイルス対策として恒例企画の「丸太早切り競争」やコンサートなどは中止した。

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