記者コラム「清流」 原稿も健康も

 10月後半から2週間以上、風邪症状が出たり治まったりを繰り返した。家族で受けた新型コロナウイルスの抗原検査は陰性だったが、同僚や地域の取材先に心配され、恐縮した。
 幼稚園児の息子が軽い風邪にかかって以降、私の具合が悪くなり、妻も体調を崩し、私がぶり返し、妻も再び風邪気味になり、また私が…という繰り返しだった。
 新人記者だった十数年前、体を悪くしてでも取材に励めとの意味で「健康より原稿」と言ってはばからない先輩は多かった。最近はコンプライアンス(倫理規定)意識の高まりからか、公然と言い放つ人は減った。今季はインフルエンザと新型コロナの同時流行が警戒されている。元気に仕事をするためにもワクチン接種を急ぎたい。
 (浜北支局・松浦直希)

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