市街地マップにUD情報 市民団体と高校生が製作 浜松

 浜松市の市民団体「こまたす推進プロジェクト」は、ユニバーサルデザイン(UD)を取り入れた同市の中心市街地のマップ製作に取り組んでいる。中区の市市民協働センターでこのほど、アイデアを出し合う会議を開いた。

市内の史跡などを紹介するマップ製作に向けて意見を出し合う参加者=浜松市中区の市市民協働センター
市内の史跡などを紹介するマップ製作に向けて意見を出し合う参加者=浜松市中区の市市民協働センター

 同団体メンバーや地元高校生ら約10人が参加した。マップは公共施設や徳川家康ゆかりの史跡の紹介と併せ、各スポットの多目的トイレや音声案内の有無など、UD関連の情報を掲載予定。QRコードを付け、スマートフォンなどで視聴できる解説動画も用意するという。参加した高校生は「地図を邪魔しないようにQRを配置すべき」などと意見した。
 プロジェクトは7月に開始した。参加者はこれまでにJR浜松駅や市内の施設、史跡を巡り、動画と写真の撮影を行うなど準備を進めてきた。大河ドラマ「どうする家康」の放送開始に合わせ、来年1月の完成を目指す。

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