三島南高野球部 創部100年 OB、現役部員祝う

 三島市の三島南高野球部OB会は13日、創部100周年記念式典を同校で開いた。OBや現役部員が祝福するとともに、今後のさらなる飛躍を誓った。

OBや部員がさらなる飛躍を誓った記念式典=三島市の三島南高
OBや部員がさらなる飛躍を誓った記念式典=三島市の三島南高

 学校設立3年目の1921年に創部。大正から令和まで時代をまたぎ、850人以上の部員が所属した。昨年の選抜高校野球大会に21世紀枠として選出され、甲子園に初出場。2安打を放った前田銀治選手がプロ野球楽天に入団した。
 式典で諏訪部孝志会長は「多くの人の支援で選抜に出場でき、諦めずに取り組めば夢が夢でなくなると分かった。数多くの経験を次の100年につなげたい」とあいさつした。選抜出場に導いた稲木恵介前監督(現富士高野球部監督)は「地元の高校生が甲子園を経験することに意義があり、一生忘れない。多くの子どもたちに同じ経験してほしい」と願った。
 現役部員を代表して鈴木暖大主将は「課題はまだまだあるが、歴史を継承して甲子園に出場する」と抱負を語った。静岡高を招いた記念試合や功労者表彰も行った。式典は昨年開催予定だったが、新型コロナの影響で1年延期した。

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