認知症不明者捜せ 焼津で訓練 保護と連絡を実践

 焼津市と静岡福祉大はこのほど、認知症の行方不明者を捜し出し、声かけする訓練を焼津市内で行った。参加者は町中を出歩いている行方不明者を保護し、家族に連絡するまでの流れを実践した。

認知症役の女性に声かけする参加者(右)=焼津市栄町
認知症役の女性に声かけする参加者(右)=焼津市栄町

 参加した約20人は専用アプリを通じて、行方不明者の情報を確認すると、3人一組で同大焼津駅前サテライトキャンパス(同市栄町)を起点に市内の商店街に散らばり、行方不明者役の3人を捜した。発見すると、「驚かせない」「急がせない」といったポイントに注意を払いながら、「どこに行きますか」「お体は大丈夫ですか」などと声をかけた。
 行方不明者役は「みまもりあいステッカー」を身に着けていて、参加者はそこに記載されている連絡先に電話をかけ、無事保護したことを伝えた。

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