静岡県内の豪雨災害 パネルで伝える 静岡県地震防災センター

 静岡県内で起きた豪雨災害について伝えるパネル展が静岡市葵区の県地震防災センターで開かれている。9月の台風15号の被害を受け、県民の防災意識向上を促す狙いで企画した。12月4日まで。

県内で起きた豪雨災害について伝えるパネル展=静岡市葵区の県地震防災センター
県内で起きた豪雨災害について伝えるパネル展=静岡市葵区の県地震防災センター

 写真や図を用いたパネル10枚が並ぶ。台風15号と2019年10月の台風19号のパネルは、当時の地上天気図や降水量分布図、住宅の浸水被害件数などを紹介。両台風を比較すると、台風15号は上陸時の勢力が弱かったが長時間にわたって雨が降り続き、甚大な被害をもたらしたことが分かる。同センターの松浦和幸防災アドバイザーは「勢力から予測しづらい雨が降ったのが特徴」と指摘する。
 1974年の七夕豪雨や、断水時における携帯トイレの重要性などを伝えるパネルも展示している。

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