JAL社員に職業観学ぶ 静岡市内の教員と生徒ら研修

 静岡市清水区の清水桜が丘高校でこのほど、市内の教員と生徒らが日本航空の社員から職業観などを学ぶ研修会があった。主催は奈良女子大などで構成する連合教職大学院で、社員の話を基に参加者がグループごとに話し合い理解を深めた。

壇上で話す日本航空社員ら=静岡市清水区の清水桜が丘高
壇上で話す日本航空社員ら=静岡市清水区の清水桜が丘高

 登壇したのはパイロットと客室乗務員(CA)の2人で「仕事ににじみ出るその人の美しさの世界」などの題で職業観などを披露した。会場からは「仕事をしていてしんどいときにはどうしたらいいか」「ネガティブな思考に陥った場合の解決策は」などの質問があり、2人は自分の経験を交えて対応策などをアドバイスした。
 研修会には約100人が参加。登壇者の講義だけではなく、感想などについて周囲と話し合って発表するなど双方向形式を多く採用した。参加した教員らは今回の研修会を参考に、教育現場で近年求められている「探求的な学習」などの実践につなげるという。

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