ロボットやドローン研究 浜松城北工高生が成果発表

 産官学で次世代地域産業の人材育成を目指す、文部科学省の「マイスター・ハイスクール」事業に本年度指定された浜松城北工高(浜松市中区)はこのほど、事業の一環で3年生の課題研究発表会を同校で開いた。機械、電子機械、電気、電子の各科から8チームが登壇し、ロボット技術など学習の成果を報告した。

課題研究発表会で、成果を報告する生徒=浜松市中区の浜松城北工高
課題研究発表会で、成果を報告する生徒=浜松市中区の浜松城北工高

 地元のヤマハ発動機ロボティクス事業部、市、県教委が連携し、地元産業界のニーズが高まるロボット・デジタル人材を養成するのが狙い。7月からヤマハ発社員を「産業実務家教員」として迎え、生徒は助言を受けながら研究を進めた。発表会では、右腕の動きをトレースしたアームロボットや掃除ロボット、ドローンの研究など、各テーマを選んだ背景や工夫、苦労した点などを動画や実演を交えて説明した。質問にも答えた。
 ヤマハ発の江頭綾子執行役員ロボティクス事業部長は「身近なテーマから実用化できるものまで着眼点に優れていた。課題をどう解決したかのプレゼンもわかりやすかった」と講評した。優秀な発表は表彰を受けた。学生は研究を継続し、内容を充実させる。

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