注染そめ、慎重に 浜松科学館 小中生が手拭い製作
浜松市中区の浜松科学館でこのほど、浜松注染そめの体験イベント(遠州産地振興協議会など主催)が開かれた。2日間で市内を中心とした約60人の小中学生が地場産業の魅力に触れた。
参加者は浜松城をかたどってのり付けされた手拭いに慎重に染料を注ぎ、色鮮やかなグラデーションに仕上げた。発泡スチロールでオリジナルの家紋スタンプも作って押印した。二橋染工場(同区)の二橋教正社長らが指導した。
石黒心実さん(9)は「うまく染料を注げてきれいな色になって良かった」と喜んだ。
地場産業と、来年放送予定の大河ドラマに合わせて浜松城の近くに開館する「大河ドラマ館」をPRしようと企画した。製作した手拭いは開館後の同館に展示する予定。