居合道 子ども教室が級位審査会 伊豆の国

 居合道の無双直伝英信流静岡東部道場傘下の子ども向け教室「梛(なぎ)」は16日、級位認定審査会を伊豆の国市の韮山体育館で行った。昨年4月の教室開講以来初の審査会で、年長児から小学6年までの8人全員が同道場が設ける級位の2~9級に合格した。

居合道の級位審査会で技を披露する子どもたち=伊豆の国市の韮山体育館
居合道の級位審査会で技を披露する子どもたち=伊豆の国市の韮山体育館

 子どもたちは緊張しながらも真剣なまなざしで「前切り」や「追撃刀」など5本の形を披露し、技の正確さや姿勢、礼式などの審査を受けた。8歳以上の教室生は技の名前や刀の部位名などを答える試験も実施した。韮山小6年の尾形寧々さんは「先生や友達と稽古して上手になると楽しい」と話した。
 子ども専門の居合道教室として全国で初めて開講し、現在は13人が所属する。教室を開講した森下広美さんは「居合道を通じて感謝と敬意の大切さを伝えている。これからも日本古来の居合道を伝承したい」と話した。小島登道場長は「中学生以降も続け、段位の試験に挑戦してほしい」と期待した。

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