災害時資機材提供で連携 太陽建機、静岡県社協などが協定

 静岡県社会福祉協議会、県ボランティア協会、太陽建機レンタル(静岡市駿河区)は15日、災害時にレンタル資機材提供の協定を締結した。災害ボランティア活動を目的とした同様の協定は全国で初めてという。

協定書を交わした真鍋社長(左)と神原会長(中央)、小野田理事長=静岡市葵区の県総合社会福祉会館
協定書を交わした真鍋社長(左)と神原会長(中央)、小野田理事長=静岡市葵区の県総合社会福祉会館

 災害時に、同協議会や同協会が立ち上げた県災害ボランティア本部・情報センターや市町災害ボランティアセンターから要請があった場合、同社が仮設トイレや軽トラックなど必要な資機材を提供し、迅速な被災地支援につなげる。
 静岡市葵区の県総合社会福祉会館で行った締結式で、同協議会の神原啓文会長、同協会の小野田全宏理事長、同社の真鍋貢社長が協定書に署名した。神原会長は「巨大地震に備え、被災者の生活復旧の大きな力になる」と期待を寄せた。真鍋社長は「いざという時に迅速に提供し地域の役に立ちたい」と話した。
 2021年7月の熱海市伊豆山の大規模土石流災害や、今年9月の台風15号災害で同社が県災害ボランティア本部・情報センターの依頼を受けて資機材を提供したのが、協定締結の契機となった。

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