公園管理団体に指定 特種東海フォレスト 民間企業で全国初
南アルプス国立公園で保全活動を行う島田市の特種東海フォレスト(亀山寿夫社長)は17日、西村明宏環境相から自然公園法に基づく「公園管理団体」に指定された。悪沢岳と赤石岳、聖岳周辺での高山植物の保護柵や登山道の維持管理、山小屋の管理運営などの実績が認められた。民間企業の指定は全国初。
同日、環境省で山田美樹副大臣から指定書を受け取った亀山社長は「指定を機に、南アルプスのライチョウや高山植物の保護にますます取り組んでいきたい」と述べた。
公園管理団体制度は国立公園では環境相、国定公園では都道府県知事が、自然公園の管理に一定の能力を持つNPO法人や公益財団法人などを指定する。4月の改正自然公園法施行で民間企業も指定対象となり、同社は環境省に指定申請をしていた。