年末年始に向け防犯意識を向上 金融機関連絡会、静岡市葵区で会合

 静岡市の葵、駿河両区の金融機関でつくる静岡市金融機関防犯協会(大橋美智子会長)は17日、県警などと連携し、「年末年始金融機関防犯対策連絡会」を同市葵区のアゴラ静岡で開いた。

防犯意識向上を促す「年末年始金融機関防犯対策連絡会」=静岡市葵区のアゴラ静岡
防犯意識向上を促す「年末年始金融機関防犯対策連絡会」=静岡市葵区のアゴラ静岡

 金融機関を狙った犯罪が懸念される年末年始を前に、防犯意識向上を促す目的で毎年開催している。県警生活安全企画課の影山勝彦理事官が特殊詐欺の発生状況や手口について講演し、金融機関の職員ら約30人が耳を傾けた。
 影山理事官は、還付金詐欺では犯人が60代後半を主なターゲットにしていると指摘。具体的な犯行の流れを説明した上で「電話をしながらATMを利用している高齢者には積極的に声を掛け注意して」と訴えた。
 大橋会長は「事件や事故を起こさないよう万全の体制で年末を迎えてほしい」とあいさつした。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞