磐田農高パレットが最優秀「耕作放棄地 市民農園に」 いわた高校生まちづくり研究所、企画提案発表会

 磐田市は19日、高校生の発想を市政に生かす「いわた高校生まちづくり研究所」の企画提案発表会を同市見付のワークピア磐田で開いた。2022年度のテーマは「ここから始まるサステナブルなまちづくり」。最優秀賞に耕作放棄地の活用法を提案した磐田農業高生の4人グループ「パレット」が選ばれた。

耕作放棄地の活用法を提案する磐田農業高の生徒ら=磐田市見付のワークピア磐田
耕作放棄地の活用法を提案する磐田農業高の生徒ら=磐田市見付のワークピア磐田

 パレットは農業就業者減少や耕作放棄地拡大など、国内における農業現場の課題に着目。同校が耕作放棄地を借りて、市民に野菜の収穫などを体験してもらう「市民農園」の開設を提案した。種まきや苗作りをはじめとする基本的な指導は生徒自ら行うとし、「農業の楽しさや厳しさを若い世代を中心に伝えたい」と述べた。
 同事業は、将来のまちづくりを担う人材育成や郷土愛を育むのが狙い。本年度は5校から6グループ25人が参加した。このほか、誰もが安心して公共交通機関が利用できるよう、目的地への最短ルートや乗車場所などが一目で分かる移動手段アプリなどの案が出た。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞