磐田・掛塚のお囃子高らかに 保存会、関東地区民俗芸能大会へ

 掛塚屋台囃子(ばやし)保存会の松山真会長らが17日、磐田市役所を訪れ、埼玉県で27日に開催される「第64回関東ブロック民俗芸能大会」への出場を草地博昭市長に報告した。

関東ブロック民俗芸能大会への出場を報告した掛塚屋台囃子保存会のメンバーら=磐田市役所
関東ブロック民俗芸能大会への出場を報告した掛塚屋台囃子保存会のメンバーら=磐田市役所

 保存会のメンバーら3人が訪問し、日頃の活動内容など説明した。
 足立昌弥顧問は「町内の子どもの数が減っている中、未来への継承が大きな課題。大会に出場し、県内外に掛塚囃子を伝えたい」と述べ、松山会長は「大会まであと1週間。詰めの練習を頑張る」と意気込んだ。草地市長は「掛塚囃子の素晴らしさを伝え、他団体から刺激をもらってほしい」と話した。
 関東ブロック大会には埼玉、新潟、栃木、群馬、茨城、静岡の6県7団体が出場する。同保存会は5曲のお囃子を演奏する予定。
 同保存会は1968年に発足した。町内での継承をはじめ、小学校や保育園での指導にも取り組んでいる。掛塚祭屋台囃子は70年に県無形民俗文化財に指定された。

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