火縄銃 日本一を報告 佐野さん(富士宮)「来年は世界に挑戦」

 火縄銃射撃競技選手の佐野翔平さん(32)=富士宮市=がこのほど同市役所を訪れ、火縄銃射撃競技の日本一を決める全日本前装銃射撃競技選手権大会の長筒競技(立射)で優勝したことを須藤秀忠市長に報告した。「来年は世界大会に挑戦したい」と力を込めた。

優勝を報告する佐野さん=富士宮市役所
優勝を報告する佐野さん=富士宮市役所

 西山本門寺で開かれている「信長公黄葉まつり」の火縄銃演武を見たことがきっかけで日本の伝統や文化、歴史に興味を持ったという佐野さん。2017年に射撃競技選手として活動をスタートし、19年と22年に中島流砲術射撃大会で優勝を経験した。22年は「鉄砲名人」の称号も得た。同選手権大会では立ち姿勢で50メートル先の的を狙い、13発中上位10発の合計点を競った。78点を獲得し初めての優勝と選手権賞に輝いた。
 佐野さんは「胸を張って火縄銃射撃競技選手を名乗れる。まだまだマイナースポーツだが、多くの方に応援してもらえたらうれしい」と語った。

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